健康

抗菌と制菌どうちがうの?・・・

 一般的に抗菌と言う言葉は市民権を得ていますが、制菌は聞き慣れていません。それもそのはず制菌加工はやっと認可が下りた新機能加工です。抗菌と表示されている加工で市場に出まわっている抗菌商品は、基準が無く効果もまちまちです。効果が無い物や薄い物、又、安全性にも疑問がある商品も多いのが現状です。通産省のガイドラインでは平成11年2月1日以降、加工内容・効果・安全性・取り扱いなどの明記や生産者の責任が問われ、消費者団体などのクレーム窓口開設など、かなり基準が高められた。通産省のガイドラインを決定している機関の中で中心となっているのが繊維製品新機能評価協議会(JAFET/SEK)で、耐洗濯持続回数(JIS)や安全性など厳しい基準で合格した加工業者には認証番号(承認番号と記されているのは今回の安全基準や効果基準ではない)を交付し、製品の高品質化を求めている。

抗菌防臭加工

抗菌防臭加工は菌が増える
 現在市場に出ている抗菌商品は、ほとんどこの抗菌防臭加工の事です。抗菌防臭加工とは、人体から発生する皮膚細胞粕(垢)や汗、油、などを栄養源に黄色葡萄球菌が増殖する時に「嫌な臭い」が発生します。この黄色葡萄球菌の増殖を制御することで「嫌な臭い」を減らします。この加工は、接種菌数よりも増殖しますが未加工より増殖を制御します。抗菌と言うと何にでも効くような感じがしますが大きな間違いで、防臭効果だけの加工です。(耐洗濯持続回数0回〜10回以上が基準です)

制菌加工(一般用途)

制菌加工は菌が減る
 平成10年4月に厚生省と通産省が制菌薬剤の一般用途使用を認めたのがスタートです。一般家庭用身の回りの繊維製品を目的とした加工です。効果は、特定菌種……黄色葡萄球菌/肺炎かん菌/大腸菌この加工は、接種菌数よりも減る(殺菌領域)防臭効果は勿論のことで、大部分の菌に効果が有ります。(耐洗濯持続回数10回以上が基準です)

制菌加工(特殊用途)

 医療機関やそれに準ずる施設(病院・老人福祉施設・児童福祉施設・助産婦施設)などで使用する製品を対象とした加工です。効果は、特定菌種……MRSA/黄色葡萄球菌/肺炎かん菌/大腸菌/緑膿菌一般用途との違いはMRSAが加わり院内感染の予防、介護者にも優しい加工です。(耐洗濯持続回数50回以上が基準です)

制菌剤の働き

 今後、在宅介護も多くなり自宅での感染(健康な人でも保菌者は多い)その他、ホームヘルパーの巡回などでの感染を予防します。また、寝たきりになると床ずれになり易く完治し難い。床ずれの原因である緑膿菌の感染を制御します。 
〔 タオル・さらし・シーツ・ピロケース・布団カバー・パジャマ・介護着etc… 〕
遠赤外線・マイナスイオン NEXT

フクセン株式会社 コンテンツ
ページトップへ 快適へ スキンケアへ 健康へ
準備中 技術へ 準備中 会社案内へ